アサヒトセト令和3年2月号の解答

アサヒトセト令和3年2月号に掲載した問題の解答を公開します。公開予定は1月25日(月)です。

問題A
小学生向け

水そうをいっぱいにするのに水道Aだけだと18分、水道Bだけだと12分かかります。はじめAの管だけで6分間入れ、そのあとBの管だけで水を入れると合計何分でいっぱいになるでしょう。

【答え】

14分

【解き方】

解き方例) 水そう全体の容積を1と考えて1分で全体のどれだけ入るのかを考えます。Aは1分で全体の 1 18 水が入り、Bでは1分で全体の 1 12 の水を入れることができます。 中学受験の算数でもよく出る『仕事算』と言われる問題です。

1 18 × 6 = 1 3   → 水道Aで入れた水の量
1 – 1 3 = 2 3   → 水そうの残りの量
2 3 ÷ 1 12 = 8  → 水道Bで入れた水の量
6 + 8 = 14 (分)

いかがでしたでしょうか?決して「最初から水道Bを使えばいいじゃん。」とか言ってはいけません。

もっと類題を解いてみたい!というかたはこちら
問題B
中2向け 下の図のような回路で、電源装置の電圧を6Vにし、スイッチS1だけをいれると電流計は0.2Aを示した。またS2だけをいれると0.15Aだった。S2を切り、S1とS3だけをいれると何Aを示すか。
【解答】

0.8A

【解き方】

解き方例)

★直列回路と並列回路の違い
★オームの法則
★全体抵抗(合成抵抗)の求め方
をちゃんと理解している必要がある問題です。問い方は色々ありますが、今回は全体抵抗を使って解いています。

スイッチS1だけをいれると電熱線Pの抵抗が求められます。
6 ÷ 0.2A = 30 Ω

スイッチS2だけをいれると直列回路になります。直列回路は回路全体の電流がいっしょなので全体抵抗は次のように求められます。
6 ÷ 0.15A = 40 Ω

直列回路の全体抵抗(合成抵抗)は各抵抗の和に等しくなります。よって 電熱線Bの抵抗は
40 – 30 = 10Ω

さてさて…まだ続きます。

S1とS3だけをいれると今度は並列回路になります。 並列回路の全体抵抗の逆数は各抵抗の逆数の和に等しくなります。

1 30 + 1 10 = 2 15

全体の抵抗はこれの逆数 2 15 =7.5 Ω

最後にオームの法則で電流を求めて終了。
6 ÷ 7.5 = 0.8 A

全体抵抗って何?という方!お待ちしております。
問題C
高校生向け

次の英文の空欄に入れるのに最も適当なものを選べ

問1I’ll have my house (    ) in Aichi next year.

① to build   ② build   ③ builds  ④ built

問2  Do (      )  you  believe is right.

① that   ② which   ③ in which   ④ what

【解答】

問1 ②  

問2 ④

【解説】

問1 使役動詞の問題です。使役動詞 have の後は目的語(人が多い)+原形不定詞 となります。ただし、haveの後に人とか物が来たらその後、原形が必ず来ると思ったら大間違いです。亜種がたくさんあります。とりあえずhaveが出てきたら超警戒してください。

問2 苦手な方の多い関係代名詞・・・
今回は関係代名詞whatの用法連鎖関係代名詞のミックス問題です。

連鎖関係代名詞って何?というかたお待ちしております。

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