アサヒトセト 2022年3月号

アサヒトセトに掲載した問題の解答です。

今回は新中2(現中1)以上対象の出題とさせていただきました。

また令和5年度愛知県公立高校入試よりマークシート方式が導入されることをうけ、全問選択問題にしております。「マークシートだから最悪カンで何とかなる。」と思っているかた、、、

甘いです。

公立高校入試の選択問題数は理科社会などでは5~8択となります。カンで正解するのは容易ではありません。その上、用語の組み合わせを選ぶものであったり、さらに完答もんだいであったりと難易度は低くはありません。ただ単に言葉を知っているだけでは回答できません。

それが何なのか、なぜそうなるのか、そしてその結果何がどうなるのか。などの知識や思考力も必要なのです!


理科

20℃の水150gに食塩60gを入れてよくかき混ぜ、食塩の飽和水溶液を作った。この飽和水溶液の質量パーセント濃度として最も適当なものを選びなさい。ただし、20℃の食塩の溶解度は36gとする。

ア 約20% イ 約24% 
ウ 約26% エ 約29% 
オ 約36%カ 約40%
解答

ア 約20% 

まず20℃の水150gに何gの食塩が解けるのかを考えます。溶解度とは、100gの水に溶かすことのできる限界ぎりぎりの量をさします。ここでは20℃の水に36gまで食塩を溶かすことができます。

20℃の水150gには何gの食塩を溶かすことができるかは、比例式を用いて計算してみます。

150gの水に溶かすことのできる食塩の量をxg(グラム)とすると、

100 : 36 = 150 : X

X = 54(g)

となります。

そして、質量パーセント濃度は次の公式で求められます。

溶質 溶液(溶媒 + 溶質)  ×  100  =  質量パーセント濃度

54 150 + 54  ×  100  =  26.47… ≒ 26%

春期講習の概要はこちら。随時更新中!

社会

武士が台頭してきた時期以降に起こった出来事について述べた文として、正しい組み合わせをマークしなさい。

ア 兵庫県の港を整備し、日宋貿易で大きな利益を得た。

イ 後鳥羽上皇が朝廷の勢力を回復させようと考え、兵をあげた。

ウ 白村江の戦いで唐と新羅の連合軍に敗れた。

①ア ②イ 
③ウ④ア  イ
⑤イ ウ⑥ア ウ 
⑦ア イ ウ⑧一つもない。  

          

解答

ア 平清盛は大輪田泊(現在の神戸港)を日宋貿易の港として拡大修築にあたりました。平氏は併産時代の末期に政権を握った武士とみなされます。【正解】

イ 承久の乱と呼ばれます。1221年、後鳥羽上皇が鎌倉幕府打倒の兵を挙げ、幕府に鎮圧された事件です。【正解】

ウ 白村江の戦いは663年に起こった戦争です。武士が台頭する前のできごとです。【不正解】

春期講習の概要はこちら。随時更新中!

英語

次の(  )内の語を意味の通る正しい英文に並び替え、3番目と5番目にくるものの適当な組み合わせを一つ選びなさい。

私たちの街にはたくさんのお店があります。

( ①a   ②there ③ our ④ lot ⑤ shops ⑥ in ⑦ town ⑧ are ⑨ of ).

ア ① – ⑨
イ ② – ⑤
ウ ③ – ⑥
エ  ④ – ②
オ ⑧ – ⑦
解答

Thre are a lot of shops in our town.

(私たちの街にはたくさんのお店があります。)

苦手な人も多い there is (are)~ 「~がいる、~がある。」をあらわす構文です。前の教科書では中2で習う単元でしたが、中1の3学期に下りてきました。つまり新中3生にとっては、「中1で習ったことになっている単元」であり、お持ちの教科書を見返しても『復習単元』として載っているだけです。

愛知県公立高校入試のマークシート化にともない、まず英語検定の受検をお勧めしております。当塾で受検可能です!

英語検定はこちらから